グレーゾーン金利という言葉を聞いたことがあると思います。
ただ2006年12月13日の貸金業法の改正によりグレーゾーン金利は撤廃され、現在ではグレーゾーン金利は存在しません。
しかしそれでも「貴サイトで紹介している街金はグレーゾーン金利ですか?」というご質問をいただくことがあります。
どうもみなさんグレーゾーン金利という言葉は知ってはいるものの、それがいったいどんなものなのか?具体的に金利何%がグレーゾーン金利なのか?はご存知ないようです。
ちなみに、ここ数年話題の「ソフト闇金」と呼ばれる業者がありますが、こちらはグレーゾーンどころではない法外な金利を取られます。
そこで今回はグレーゾーン金利とはいったいどういうものだったのか?金利何%がグレーゾーンだったのか?
また、最近テレビCMなどでも良く聞く「過払い金請求」はいくら以上の金利を支払っていた人が対象なのか?
そしてグレーゾーン金利よりも数倍恐ろしいソフト闇金の金利についてご紹介します。
グレーゾーン金利とは利息制限法と出資法の上限金利の間のこと
グレーゾーン金利を一言で言うと「利息制限法と出資法の上限金利の間」のことを指します。
2006年12月13日の貸金業法の改正以前は、日本には2つの上限金利を定めた法律がありました。
それが「利息制限法」と「出資法」です。
そして、利息制限法では上限金利が15%~20%と定められていたのに対し、出資法では上限金利が29.2%と定められていました。
本来、貸金業者の貸付の目的は「出資」だけではないため、上限金利は15%~20%であるべきなのですが、出資法のほうの上限金利が29.2%で、しかも、この29.2%を超えなければ刑事罰が課せられることもなかったため、長年貸金業者は上限金利を29.2%に設定し “刑事罰は与えられないが違法な金利” を取っていました。
この利息制限法の上限金利15%~20%と出資法の上限金利29.2%の間がグレーゾーン金利というわけです。
ただ、2006年12月13日に貸金業法の改正で、出資法の上限金利も利息制限法と同じ
15%~20%まで引き下げられることが決定し、現在ではグレーゾーン金利は撤廃されています。
実際、このころ中小の消費者金融から大手消費者金融にいたるまで、一斉に廃業に追い込まれました。
グレーゾーン金利で払いすぎた金利は過払い金請求で取り戻す
テレビCMで「払い過ぎたい利息を取り戻す」「過払い金請求」といった言葉を良く聞くと思います。
これは先述したグレーゾーン金利分の利息が取り戻せるということです。
下のイラストをみてください。
このグレーの部分の金利が取り戻せるかもしれないというのが過払い金の返還請求です。
ただし過払い金の返還請求には期限がありますから、心当たりのある方は早めに弁護士に相談することをおすすめします。
グレーゾーン金利の数百倍恐いソフト闇金の金利
グレーゾーン金利でも上限金利は年率29.2%でした。
単純計算で10万円借りたら1年で12万9200円に借金が増えるという計算です。
ではソフト闇金の金利はどうでしょう。
ソフト闇金の金利は最低でもトイチ(10日で10%)、最も多いのがトサン(10日で30%)です。
グレーソーン金利でさえ10万円が12万9200円になるのに1年365日かかりましたが、トサンのソフト闇金だと10万円がわずか10日で13万円です。
さらに、もし仮にトサンのソフト闇金で10万円借りて、それを1年間返済しなかった場合、複利の金利の場合はその借金は12億円以上に膨れ上がります。
参考記事:https://machikinportal.com/softyamikinrisoku/
こうなったらもう債務整理とか自己破産とかのレベルではなくなります。
「どこで、いくらお金を借りる」というのはそれぞれ事情がありますから、他人が頭ごなしに「ソフト闇金で借りるな」とは言うことはできませんが、もし、どうしてもソフト闇金を利用しなければならないのであれば、その金利の恐ろしさだけは重々承知しておきたいものです。
何よりソフト闇金に頼る前に、街金ポータル推薦の審査の甘い消費者金融を是非お試し下さい。
小の小規模の街金ですからカードローンプランはありませんが、直接あなたの口座に振り込まれるフリーローンプランなら抜群の審査通過率で借入できますよ。